「荒野の誓い」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~


冒頭、家をコマンチ族に襲撃されロザムンド・パイク演じるロザリーが、目の前で夫と3人の子どもたちを殺されるという衝撃のシーンから映画が始まる。

一方、クリスチャン・ベイル演じる騎兵隊大尉のジョーは、宿敵であったシャイアン族の長とその家族を居留置まで届けるという任務を命じられ、自分の意志に激しく反するその任務に苦しみながらも出発するのだった。

その途中、家族を惨殺され一人取り残されたロザリーと出逢い、彼女も連れて旅をすることに。

そこへコマンチ族が再び襲い掛かってきて、ジョーとシャイアン族は生き残るために共に戦う決意をするのだった。

というようなお話。

元々興味はあったのですが
劇場まで行くかなぁと悩んでいたけど
評価がかなり高かったので行ってきました。

まず冒頭のシーンは
本当に衝撃的でした。

ロザムンド・パイクの演技が凄いと
かなり評判だったですが
「ゴーン・ガール」といい
彼女はかなり凄い演技をしますね。

昔はそんなにすごい女優さんというイメージはなかったですが・・・

こういう男気の話、好きです。

それにしても
こういう話を観ると
戦争がいかに無意味なことかと
いつも思います。

国が違えど、
人は一人の人であり
一人一人はこうして分かり合え
絆を築けるものなのに
戦争というものが
個々を知らない人たちが
お互いを知らないうちに
憎み合い殺し合わないといけないなんて

戦争という形で出逢わなければ
生涯の友ともなりうる人たちが
お互いを知ることもなく
殺し合わなければいけないのか
つくづく哀しく思います。

人と人が心から赦し合い、分かり合い、
深い絆で結ばれる瞬間というのは
本当に美しく、
感動的だなと思える映画でした。

そして
守り、守られる中で芽生えていく
ジョーとロザリーの間の特別な感情

この2人の想いにも
非常に重厚感があり
人を心から想うということが
深く描かれていました。

そのラストもまたよかったです。


満足度・・・70%